キーワード
統計処理、数理モデル、ネットワーク、ソーシャルメディア
ネットワークに流れる情報が膨大になり、これらを有効に活用することで、より便利な社会が実現できます。その実現のために、ネットワーク上にあるデータを研究対象に、数理統計処理のアプローチによって、応用システムを構築することに関する研究を行っています。情報検索、自然言語処理、教育支援システム、データマイニング、ウェブ工学、ネットワーク管理などの多様な技術研究に携わるほか、民間企業との共同研究も積極的に実施しており、研究成果の一部は製品に導入されています。
ネットワーク時代の教育支援システム
リアルタイムな画像処理を組み合わせることにより、遠隔地からも効果的に教育を受けられることのできるシステムを構築しています。例えば、映像に映る講師の像を半透明化することで、講師が黒板に重なってノートが取りづらくなるという問題を解決しました。
情報検索システムを支える自然言語処理
現在の情報検索システム、特に企業内で利用されるドキュメント検索システムには、重要な語句(キーワード)を抽出する機能が欠かせません。検索対象となるテキスト(ドキュメント)を統計処理することで、自動的に重要な語句を抽出するアルゴリズムを研究しています。この研究は民間企業と共同で行っており、成果の一部は製品に導入されました。
ソーシャルメディアの大規模データ活用
様々な情報が投稿されているソーシャルメディア(Twitter)に関して、世界中の位置情報付きツイートとリツイートをほぼ全て収集するシステムを構築し、これらを含む大規模なデータを活用する研究を行っています。例えば、投稿されたテキストから、投稿位置を高精度に特定する手法を開発しました。